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【公務員編④】裁判所事務官の魅力

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裁判所事務官の魅力とは?

さて、裁判所事務官として採用された際は、裁判に関わる業務を担当していくことになりますが、一体その魅力はどこにあるのでしょうか。魅力の有無で勉強の本気度は変わってきますので、個人的にいいぞ〜これと思った点をいくつか紹介していきたいと思います。

 

成績主義による昇進

裁判所事務官のキャリア形成は以下のようになるみたいです。

 

①裁判部門のケース

 裁判所事務官→裁判所書記官→主任書記官→次席書記官→主席書記官

 

②司法行政部門のケース

裁判所事務官→係長→課長補佐→課長→事務局次長→事務局長

 

 おおまかな昇進コースはこのような流れになっていますが、実際は裁判所書記官から司法行政部門の係長になったりすることもあるようです。

 

とくに、裁判所書記官になるためには、裁判所書記官養成課程研修を受ける必要があり、法律科目の論述式試験と、口述試験を受験し、研修所入所試験に合格しなければなりません。このように、試験の成績が昇進に直接つながっていくのも、魅力のひとつでしょう。

 

法律に関わる職業は弁護士だけじゃない

法律を扱う職業としては弁護士というイメージが強い方もいらっしゃるはずです。

 

弁護士になるためには、司法試験を受ける必要があり、その難易度は計り知れないものですが、裁判所事務官採用試験は司法試験に比べるとかなり優しい試験です。

 

ロースクール出身者も受験するようですが、全く法律の関係のない学部を専攻している人でも、勉強すれば十分対抗できます。面接重視の試験であるため、法律の知識の差が合否に大きく関係するわけでもありませんので、少しでも法律に興味がある人は受験する価値があるでしょう。倍率の高さは察しですが・・・

 

10年の勤務によって「司法書士」の資格が取得できる可能性がある

これも裁判所事務官になる上では、大きなメリットではないでしょうか。無条件に付与されるわけではないようですが、筆記試験が免除される場合があるため、ふつうに受験するよりは取得しやすいでしょう。司法書士試験の合格率は毎年2~3%ほどで、くっそ難しいみたいです。そう考えたらかなりありがたいですね。

 

やっぱり初任給が高い

国税専門官と同様に、大卒一般職の初任給は20万ほどで、他の公務員とは給料がよろしいです。お金がすべてではありませんが、就職を考える際は一つの指標になりますので知っておいて損はないでしょう。

 

最後に・・・

裁判という重要な社会システムを支える裁判所事務官には、多くの魅力があると私は思いました。法律に関係する仕事ですので、ほんとになれるのかなあとか思ったりしましたが、試験科目は勉強さえすれば誰でも合格の可能性はあるのだと実感しました。なんとなくいいな、と思った人もまずは受験してみてはどうでしょうか。